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ドコモは金融連携の料金プランも視野に――オリックス・クレジット子会社化で

ドコモの江藤氏

 6日、NTTドコモがオリックス・クレジットの株式66%を取得し、連結子会社にすると発表した。発表直後に開催された記者説明会の質疑応答で、ドコモ スマートライフカンパニー統括長の江藤俊弘執行役員は、携帯電話の競合他社が金融サービスと連携する料金プランを手掛けていることに触れつつ、「そちらを意識した(料金)プランを念頭に置いている」と述べた。

 江藤氏は、競合他社が「金融サービスと携帯電話事業が渾然一体となって提供、訴求している時代」と指摘。現時点で決まったものはない、としながら、各社の動向を意識しながら社内で議論を進めたいとした。

 また、同氏は「個人的な意見も混じっているが」としつつ、携帯各社が経済圏で競争するなかで「無担保ローンで1位は楽天銀行だと思っている。ここ数年のうちに、いち早く追いつき追い越したい。そのために目標に到達するまで何をいつからすればいいのか、両社で決めながら取り組みたい」と説明。ドコモとして金融サービスと連動する料金プランの提供を視野に入れていることを明らかにしたほか、個人向け金融ローンなどで業界トップシェアを目指す姿勢を示した。