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auメールのなりすまし対策強化、送信者に公式マークなど導入

 KDDIと沖縄セルラーは、auメール(au.comとezweb.ne.jp)で、なりすましメールによるフィッシング詐欺への対策を10月5日より順次強化する。

 新たな対策として、不正なメールの判別制度を向上させるために、送信ドメイン認証技術の「DMARC」と「DKIM」を導入して、なりすましメールを抑止する。

 「DMARC」は、なりすましメール対策の技術でメール送信元のドメインを認証する。「DKIM」は、メールの電子署名を用いて正規の送信元ドメインから送信が行われているか、内容が改ざんされていないかの確認が行われる。

 送信ドメイン認証技術の「DMARC」と「DKIM」は、auメールの「迷惑メールおまかせ規制」機能を通じて、10月5日より順次提供される。「迷惑メールおまかせ規制」の初期設定はオンになっており、KDDIからのメールを別メールアドレスに自動転送設定している場合は、転送先のサービスでメールが規制対象となったり、スパム(迷惑メール)として判定される場合があるという。

 このほか、アイコン表示標準技術(BIMI)を導入し、正規のメール送信者であることをが一目でわかるように送信元のアイコンを表示する。auメールを利用中の人は、Android auメールアプリまたは、iPhone/iPadメールアプリで、KDDIからの配信メールに対して、au/KDDIロゴまたは公式ロゴが表示される。

「Android auメール」でのロゴ表示
「iPhone/iPadメール」でのロゴ表示

 Android auメールアプリとiPhone/iPadメールアプリ向けに公式ロゴが表示されるサービスは、au PAY、au PAY マーケット、auかんたん決済、データチャージ、WEB de 請求書お知らせメール、料金安心サービス。他サービスについても対応が完了次第、順次公式ロゴが表示されるようになる。