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ドコモ、失効した「ドコモ口座」のドメインを取り戻す、失効の原因は「社内管理の不手際」

 NTTドコモは、かつて提供していたサービス「ドコモ口座」のドメイン「docomokouza.jp」が失効した件について、26日午前、「現在ドコモ保有となった」ことを明らかにした。今後、ドコモで管理していくとのことで、悪用されることはないという。

 ドコモ口座のドメインは失効し、GMOグループのドメイン公式登録サービス「お名前.com」において、オークションにかけられていたが、25日夜にオークションは終了し、132件の入札の末、約400万円で当該ドメインは落札されていた。ドコモが最終的に保有することになった経緯は「回答を差し控える」(ドコモ広報)という。

 ドコモ口座は2011年〜2021年まで提供されていたサービス。2020年には不正利用が発生し、約3000万円の被害額に対して補償対応が実施されていた。

 ドコモでは「顧客に影響があり、悪用される恐れのあるドメインについては使用中および使用していないものを含め管理をしている」とコメント。しかし今回の「docomokouza.jp」については、社内管理の不手際によりドコモ保有ではなくなっていたという。

 提供が終了したサービスについて、同社では特段期限を定めず必要な管理をしている。今回の件については「再発防止に向け再度点検を実施し、管理徹底していく」とした。