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ソフトバンク、独「1NCE」のIoT回線を日本国内向けに独占提供――最大10年間2200円

 ソフトバンクは、ドイツの1NCE GmbH(ワンス)が提供する低容量IoT回線サービス「1NCE IoTフラットレート」について、日本国内の企業向けに営業を開始した。

 1NCEは、産業分野でIoTセンサーやアクチュエーター向けの通信サービスを世界140以上の国と地域で提供している。ソフトバンクグループとソフトバンクは、1NCEに出資しており、日本を含むアジア19カ国と地域で独占的に1NCEのサービスを独占的に取り扱うことに合意したという。

 今回、ソフトバンクが日本で提供する「1NCE IoTフラットレート」は、プリペイド式のサービスで、1回線あたり10年間一括2200円(500MBまで)で提供する。回線は、追加料金なしで140以上の国と地域でローミングサービスが利用できる。

 「1NCE IoTフラットレート」は、低容量に特化したサービスだとしており、建物や工場の設備管理や物流のトラッキング、スマートメーター、消費者向け家電製品など、1日あたりの通信頻度が少ないシーンでより低廉な価格で利用できる。

 また、1回線から契約できるため、研究開発や実証実験などでも気軽に利用できるとしている。最大1Mbpsのデータ通信速度で最長10年間利用できる。500MBのデータ容量超過後は、追加でデータ容量を購入することで、継続して利用できる。

SIMカードイメージ

 なおサービス利用中は、Web上の回線管理ツール(CMP)や、ユーザー管理のシステムとのAPI連携、Open VPNなどの機能を、追加料金なしで利用できる。