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NURO 光、速度低下は「とある事業者の異常なトラフィック」が原因

 ソニーネットワークコミュニケーションズは、固定回線サービスの「NURO 光」で速度が遅くなる問題について調査結果を公開した。

 NURO 光では、一部のユーザーから通信速度が遅いといった声が相次ぎ、同社でも調査の結果、限定されたエリアで帯域が逼迫している状況が確認されたという。

特定事業者からのトラフィックが原因

 調査結果によれば、NURO網内において異常なトラフィックにより帯域が圧迫されていることが判明した。

 原因は、NURO回線を複数エリアで多数利用していた事業者によるもので、現在は当該事業者からの異常なトラフィックは停止。今回の事象が発生した回線については通信を停止することを通知済みという。

 同事象は、9月20日~9月28日にかけて集中的に発生しておりその後、10月6日まで断続的に発生していた。同事業者の端末から、異常なトラフィックが発生していることが判明したのは10月4日だった。

利用状況を把握する施策を実施

 今後の対応として、より早期にユーザーの利用状況を把握するため、定期的なアンケート調査を実施、改善内容を公式Webサイトで公表される。10月12日に第1弾が実施され、ユーザーにはメールやSMSで順次案内される。

 あわせてユーザーの意見や要望を募る「NURO 光 お客様ご意見箱」を設置。継続的に改善への取り組みを伝えていくという。10月18日から開始される。

 同社では「NURO 光をご利用のお客さまおよび関係者のみなさまにご迷惑、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます」としている。