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ソラコムのクラウドカメラで農作物の盗難防止の実証、山梨県で

 ソラコムは、山梨県において農作物の盗難防止の実証実験に同社のクラウドカメラサービス「ソラカメ」が採用されたと発表した。

 実証実験は、JAフルーツ山梨が行うもの。ソラカメを用いたシステムで24時間撮影し続け、映像はクラウドに保存され、カメラ自体が盗難されても映像は残る。スマートフォンやタブレットからリアルタイムの映像を視聴できる。カメラは「ATOM Cam2」。フルHDの解像度で撮影でき、カラーナイトビジョン、赤外線撮影にも対応。モーション検知機能によりアラートを出すこともできる。

 同システムを用いて、夜間の農場をカメラで撮影、その映像を遠隔でリアルタイムで見られるようにするほか、監視パトロールと連携して盗難防止の強化を狙う。

 農作物の盗難被害は全国で拡大しており、ぶどうやももの産地として知られる山梨県では防犯パトロールの経費や防犯カメラ設置費用などを補助するといった施策を実施している。