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日本電気硝子、5Gミリ波対応の透明ガラスアンテナと、電源不要のレピーターを開発
2022年6月25日 08:00
日本電気硝子は、5Gのミリ波に対応するガラス基板を用いた透明アンテナと、電波レンズを用いた電源不要のリピーターを開発した。
同社は、6月29日～7月1日まで東京ビッグサイトで開催される「第5回 5G通信技術展」に、これらの製品を出展する。
透明アンテナ
同社が開発した透明アンテナは、世界最小の比誘電率4.0、誘電正接0.002を有するガラス基板上に特殊なアンテナパターンを施したもので、透明かつ効率の良いアンテナを開発した。
ガラス基板は大型化が可能なため、多面取りが可能になるなどアンテナの生産性が向上するほか、一枚の基盤上に複数帯域のアンテナを形成することも可能という。
電源不要のリピーター
リピーターは、2つの電波レンズと導波管から構成される。リピーターを使用することで、壁や窓ガラスなど、電波を遮へいする環境下でも電源を使わずに電波をやりとりしたり、電波の方向を変更したりできる。
レンズの形状を変えることで、電波を一定方向に送ったり、広い範囲に送ったりできる。リピーターはガラス製のため紫外線による劣化が少なく、屋内外のさまざまな場所で長期間、安定して使えるという。
