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Apple Watchのベルトと金具を自由に組み合わせるUNiCASEのサービスを、錦糸町パルコ店で覗いてみた

UNiCASE錦糸町パルコ店

 UNiCASE錦糸町パルコで、「MORELLATO(モレラート)」と「CASSIS(カシス)」というブランドの革ベルトと好みのカラーのApple Watch用の金具(尾錠)を組み合わせて購入できる新サービスが登場した。

 サービス名は「MORELLATO&CASSISのApple Watchバンド用パーツ・尾錠取り付けサービス」というものだ。

 UNiCASEの店舗というと、対応フィルム購入でiPhoneやiPadのフィルム貼りサービスを無償で提供していて、筆者もよくお世話になっている。しかしApple Watchのベルトの取り付けサービスというのは、他店舗含めて珍しい。時計屋や家電量販店の時計売り場では、たいていベルトの付け替えサービスをやっているが、Apple Watchのベルト、というのは聞いたことがない。

 しかしApple Watchユーザー的には気になるサービスだ。今回はUNiCASE錦糸町パルコで実際の商品をチェックしつつサービス内容について聞いてみた。

ありそうでなかったベルトの金具取り付けサービス

「MORELLATO」と「CASSIS」の革ベルト

 UNiCASE錦糸町パルコでは、Apple Watch用ベルトの「MORELLATO」シリーズと「CASSIS」シリーズについて、革ベルト部分と金具部分を自由に組み合わせ、店頭で取り付けてもらうことができる。

 Apple Watchを使ってないと「それってどういうことやねん」と思われるかもしれないが、コレ、けっこう重要なのである。でも、やってくれるところがなかったサービスでもある。

 Apple Watchは「ベルトを簡単に交換できる」という特徴があり、追加のベルトをファッションアイテム感覚で買い足すのは、Apple Watchの楽しみ方の一つとなっている。

筆者私物の純正ベルト。ベルト根元部分の色がApple Watch本体の色と対照的すぎるとちょっと気になることがある

 ところがApple Watchのベルトは根本部分が本体にはまり込むのだが、そこの部分の色味が本体のカラーと合わないと、デザイン的に若干の違和感が出てきたりする。そこまで気にするか、と思われるかもしれないが、Apple Watchは人目に触れやすい手首に着用するので、ちょっとした見た目の違和感も気になるのだ。

 そのおかげで、「売られているベルトのデザインは気に入ってるけどが気に入ったのに、Apple Watch本体と金具の色が馴染まないから買えない」ということがある。Apple Watchを持っていない人には何のこっちゃと思われることなのだが、愛用者からすると、地味に大きな問題でもある。

こちらは1本4400円。これくらいの価格だと数カ月で買い換えるくらいの気分でも買いやすい

 UNiCASE錦糸町パルコで取り扱っている「MORELLATO」と「CASSIS」のベルトは、そんな悩みを解決した売り方がされている。革ベルト部分と金具部分が別々に選べて、店頭で接続してもらえる。

 これらベルト製品は、ベルト部分と金具部分は普通の腕時計と同じピン接合になっているので、工具と時間とそれなりの器用ささえあれば、誰でも交換できる。しかし工具を揃えるのは面倒だし、そもそも普通のApple Watchのベルトは、金具とベルトが別売りになっていないので、この売り方は非常にありがたいのである。

 「MORELLATO」も「CASSIS」も普通の腕時計向けバンドのブランドでもあるので、バンドとしての品質は高く、耐久性もある。「MORELLATO」はイタリア発祥のブランドで、有名ブランドの腕時計にも使われている老舗だ。一部の商品は裏面に防水素材が使われていたりと、革バンドを作り慣れているメーカーならではの工夫もある。

選べる金具はこの4種類。ゴールド系が微妙な違いの2種類あるのがイイ

 UNiCASE錦糸町パルコで扱っている「MORELLATO」と「CASSIS」のApple Watchバンドは、5千〜1万円程度でバリエーションも豊富にラインアップされている。金具部分はブラック、シルバー、ゴールド、ローズ寄りのゴールドの4種類があるので、主要なApple Watchの本体カラーに合わせられるはずだ。

売れ行き増加中のApple Watchアクセサリ

 UNiCASE店頭の販売スペースとしては、当然だがiPhoneアクセサリがメインで、Apple Watchアクセサリはごく一部だが、最近はApple Watchアクセサリ商品の売上が伸びているという。

 ギフトとして買われることも多いらしい。UNiCASEで扱っているApple Watchのバンドは、ほとんどが1万円未満、4千円前後のものも多く、ギフトとしても買いやすい価格帯だ。Apple Watchのユーザー的には、ベルトは何本あっても困らないし、ギフトとしても受け取りやすい。

 前述の「MORELLATO」と「CASSIS」はオーソドックスなデザインがメインだが、そのほかの製品には特徴的なデザインのものもある。

腕が細い女性向けな細めのバンド。iPhoneケースも展開するGRAMASブランドの製品で価格は2900円
編み込みデザインの革ベルト。ちょっと高級そうだけど3300円
特徴的なベッコウ風デザインのバンド。3938円。使う場面を選びそうだけど一本持っておきたくなる

 実のところ、UNiCASEのオンラインストアの方が店舗より品揃えは多い。しかしやはり試着してサイズやデザインを確かめたいところなので、できれば実店舗で確かめてから買うことをおすすめしたい。UNiCASE実店舗のApple Watchアクセサリコーナーも、さらに充実していくことを期待したい。

 iPhoneというと画面保護フィルムが定番商品だが、似た商品はApple Watchにも存在する。Apple Watchの場合、金属の本体が傷ついたりするので、そこを防ぐようなケースタイプの商品もある。

 ただ、腕時計は本来、使っていれば傷がつくものなので、ケースタイプの商品は傷を防ぐだけでなく、カラーやデザインを変えるという意味合いも強い。本体カラーがレッドやローズピンクなど、ちょっと派手目の色で行事ごとなどフォーマルな場所で着用しづらい、というときに黒のケースを被せる、というのも良さそうだ。

保護ケースを取り付けるとこんな感じ。ケース製品も作ってるPanzer Glassブランドの製品
ケースとベルトが一体になってる商品もある