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Google Workspace、3月22日以降アプリ版「Hangout」を終了

 米グーグル(Google)は、GoogleWorkspaceユーザーに提供している「ハングアウト(Hangouts)」について、3月22日以降アプリ版での利用を順次終了すると明らかにした。「Google Chat」がチャット標準アプリとなり、移行を促す案内が出される。

 対象となるユーザーは、管理コンソールの設定が「チャット優先」となっていないドメインで、22日から3週間かけて「チャット優先」設定に自動で更新される。有効になった設定は変更できず、従来の「ハングアウト」サイトやアプリにアクセスすると、チャットに誘導される。

 また、「ハングアウト」のみが有効になっているドメインでは、4月4日から5週間かけて、同様にチャットに誘導する案内が出る設定に変更される。

 「チャット優先」となった場合、Webサイトを除くハングアウトのアプリは無効となるほか、管理コンソールで「チャットと従来のハングアウト」または「従来のハングアウトのみ」利用する設定が削除され、選択できなくなる。

 なお、個人のアカウントには影響しない。

会話履歴は当面維持

 従来のハングアウトで送信されたメッセージは、チャットで設定されたポリシーに従って保持され、管理権限をもつアカウントで検索やエクスポートできる。

 また、ハングアウトの会話履歴は、一部を除きチャットでも利用できる。ただし、3月中旬以降にドメイン内のチャットで作成されたスペースは、ハングアウトには表示されず、チャットでのみ表示される。