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ソラコム、IoT機器向けグローバル通信プラン「planX3」を提供開始――SIMカードの小型化で輸送効率化と環境へ配慮

 ソラコムは、データ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」において、日本を含むグローバルでIoT通信ができる新プラン「planX3」を提供開始した。月額1米ドルでデータ容量は5MB。

 「planX3」は、2G/3G/4G通信を世界89カ国で、日本とドイツ、フランス、アメリカなど12カ国では低消費電力化を図れるLTE-Mが利用できる。利用できる国とキャリアは順次拡大する。

 同プランでは、M2M/IoT向けに策定された、国に依存しない「901」の国コードを持つIMSIを使用しており、シームレスなグローバル展開に幅広く利用できるという。

 また、同プランで提供されるSIMカードは、これまでのクレジットカードと同等のサイズから1/4サイズに削減されたSIMカードを採用。素材は100%再生可能プラスチックで、小型化されたことにより環境問題への配慮だけでなく世界各国への輸送の最適化を図った。たとえば、これまで1000枚入る輸送箱で1万枚のSIMカードを輸送できる。

従来サイズ(黒色)と今回のSIMカード(オレンジ色)

 3月から、IoTデバイスに組み込めるeSIM(チップ型SIM、emmbeded SIM)でも提供する。

 1回線あたりの契約事務手数料は、カード型SIMで5.0米ドル、チップ型で6.0米ドルで、それぞれ送料が別途必要。

 月額料金は、5MBのデータ容量を含んで1米ドル。追加のデータ容量は利用国によって異なる(日本の場合は1MBあたり0.073米ドル)。