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ららぽーとの商品を駅前ロッカーで受け取れるサービス、NECソリューションイノベータらが実証実験

 NECソリューションイノベータとフルタイムシステムは、商業施設の商品をロッカーで受け取れるサービス「テイクアウトステーション」の実証実験を「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」で開始した。期間は4月30日まで。

 ユーザーは、同サービスのLINE公式アカウントを利用し、ららぽーと内対象店舗の商品を購入し配送予約できる。店舗にて商品が準備されたあと、配送スタッフを経由しロッカーに配送される。ユーザーはLINEで通知されたQRコードを利用し、ロッカーを解錠、商品を受け取れる。

 また、ららぽーと内の店頭で購入した商品を店頭やカウンターで預け、ロッカーへの配送依頼をすることもできる。

利用イメージ

 受け取りロッカーは、常温ボックス20と、冷蔵ボックス12を備えた「フルタイムロッカー」が、JR京葉線南船橋駅前に設置されている。冷蔵ボックスは、リモートで温度管理ができる遠隔監視機能を備えており、温度管理が必要な食品なども受け取れるという。

JR南船橋駅前の「フルタイムロッカー」

 対象店舗は、開始時点で「クリスピー・クリーム・ドーナツ」と「LUPICIA(ルピシア)」で、随時拡大するとしている。

 なお、実証期間中は3回利用ごとに、ららぽーと商品券500円分を受け取れるキャンペーンを実施している。回数のカウントは1日1回まで、1ユーザーあたり最大2枚まで受け取れる。

 NECソリューションイノベータはLINE上での情報配信システムや注文/支払いシステム、配送予約システムなど、フルタイムシステムはロッカーとロッカー管理システム、三井不動産グループは参加店舗の募集や集荷スタッフの手配などを提供した。

 NECソリューションイノベータとフルタイムシステムは今後、南船橋エリア以外にも、同様のロッカーで新しい購入体験の幅を広げ、更なる利便性の向上を検討するとしている。