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「iPhone 13 mini」発表、ストレージ128GBで8万6800円から

 米アップルは、日本時間15日2時からの発表会で、「iPhone 13 mini」を発表した。

Apple、iPhone 13 mini発表

 Apple Storeでの国内価格は、128GBモデルが8万6800円、256GBが9万8800円、512GBが12万2800円。日本時間で9月17日午後9時より予約を受付し、9月24日に発売する。

 ディスプレイサイズは5.4インチでiPhone 12 miniと同じ。進化したSuper Retina XDRディスプレイは従来より28%明るく、屋外では最大で800ニト。写真やビデオなどのHDRコンテンツ利用中のピーク輝度は最大1200ニト。

 ディスプレイ上部にあるTrueDepthカメラは再設計され、ノッチ部がiPhone 12 miniと比較して20%縮小、ディスプレイの表示領域が拡大している。

 Appleの新SoC、A15 Bionicを搭載する。バッテリーの大容量化や消費電力の最適化により、iPhone 12 miniと比べ1日あたり1.5時間長く動作する。

 リアカメラは超広角と広角のデュアルレンズ。2つのレンズは45度の対角線上に配置される。ピクセルサイズはこれまでのデュアルカメラiPhoneで最も大きい1.7µmに大型化され、F値は1.6。低照度でもノイズの少ない写真と動画が撮影できる。

 iPhone 12 Pro Maxで搭載した光学式手ぶれ補正に対応する。新たに発表されたシネマティックモードも利用でき、撮影中および撮影後にフォーカスを変更可能。また、iPhoneの写真アプリやiMovieアプリでボケのレベルを調整できる。

 シネマティックモードの撮影は、ドルビービジョンHDRでの撮影が可能。全てのレンズで解像度は最大で4K、フレームレートは60fpsに対応する。

 ネットワーク関連では、より多くの5G周波数に対応することで通信速度と対応エリアが拡大する。iPhoneの5G対応エリアは2021年末までに倍増し、世界で60以上の国と地域、200以上の通信事業者に対応する。

 発表会中の資料では、国内の通信事業者としてNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルのロゴが確認できる。

iPhoneの5Gをサポートする通信事業者

 また、スマートデータモードでは、5Gの通信速度が不要な場合に、通信を自動的にLTEに切り替えることでバッテリー消費を節約する。

 カラーバリエーションは(PRODUCT)RED、スターライト、ミッドナイト、ブルー、ピンクの5色。防水性能はIP68相当。iPhone 12シリーズから引き続き、Mag Safeをサポートする。