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KDDI、5Gと「AWS Wavelength」を活用し、スマホで仮想空間を再現するVR実証実験を実施

 KDDIは、KDDI DIGITAL GATEの5G環境と「AWS Wavelength」を活用し、スマートフォンでビルや都市空間のデジタルツインを体験できるVR表現技術の実証実験を実施した。

 本実験は、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」らと連携し、これまでと同様、5G技術による都市課題の解決とエンターテインメントの活性化、また新たな事業価値の創出を目指して行われた。

 実験では、5Gと「AWS Wavelength」上のGPUインスタンスによるサーバーサイドレンダリングを活用。これらを活用することで、より低遅延でストレスのない映像伝送やインタラクションの実現が可能になる。結果として、パソコンやワークステーションで実行処理が必要な大容量の3Dデータや、ハイエンドなグラフィックスで構成した「商業施設空間」「都市空間」「ライブコンサート空間」などの建築データを仮想空間としてスマートフォン上で表示できるシステムが構築され、新たな事業価値の創出に貢献する形となった。

 本実験を通じて今後は、高精細なビルや都市空間の建築用3Dデータを仮想空間で再現することで、不動産業界のシミュレーションなどに活用されるほか、バーチャルヒューマンや3Dビデオなどの写実的なコンテンツを活用した、仮想空間におけるエンターテインメント体験も可能となる。