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IIJからLoRaWAN対応の「暑さ指数センサー」、学校や工場の熱中症予防に

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、IoTソリューション「IIJ LoRaWAN ソリューション」において、熱中症のリスクを示す「厚さ指数」(WBGT)を計測するセンサーの提供を開始した。

 提供されるWGBTセンサーは、輻射熱を測定する黒球温度センサーを搭載。JIS(B 7922 クラス2)で定められる規格に準拠した精度を実現しているという。色素増感太陽電池を搭載し、自律電源駆動が可能で、電源や通信の配線工事が不要なため、屋内外さまざまな環境でかんたんに設置できる。

屋内用センサー
屋外用センサー

 計測したデータはLoRaWANゲートウェイに集められ、そこからIIJモバイルサービスの閉域網経由でクラウドに保管される。ユーザーはスマートフォンやパソコンの専用アプリケーションからデータを確認できる。

 計測値が設定のしきい値を超えると、自動でメール通知もできるようになっており、熱中症予防に役立てられるとしている。

 センサーやクラウドサービス、アプリケーションなど、ユーザーの用途に合わせたシステムがワンストップで提供される。建設現場や工場、学校などに短期間でシステムを導入できる。初期費用は、屋内用が75万円~(税別、以下同)、屋外用が115万円~。月額費用はどちらも2000円から提供される。