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KDDI、E2Eでのネットワークスライシング実現に向けたGSMAホワイトペーパーを公開

 KDDIは、通信機器ベンダーと協力し、エンド・ツー・エンド(以下、E2E) で実現するネットワークスライシングに関するGSMAホワイトペーパーを公開した。

 ホワイトペーパーでは、E2Eネットワークスライシングの目指す姿やこれらを構成する技術、各団体における標準化の動向をまとめている。

 E2Eとは、コアネットワークや基地局で構成される区間を含む、端末から他方の端末までの通信のこと。

 今回扱われるE2Eネットワークスライシングは、5Gのスタンドアローン構成において、仮想的に5Gネットワークを分割し、サービス要件に応じたカスタマイズをする技術となる。これにより、これまでのネットワーク構築における課題が見直され、製造業界でのセンサー情報の収集や遠隔操作などのファクトリーオートメーション化、交通分野での自動運転など、利用目的ごとに異なる用途やニーズに合わせた通信機能の提供ができるようになる。

 同社では、今後も本ホワイトペーパーを通じて標準化を含めた技術実証の推進に取り組んでいくとしている。