ドコモ、マンション向けの無人販売スマートスタンドを開発――7月以降に実証実験へ

　NTTドコモは、マンションやシェアオフィス向けに、無人販売用のスマートスタンドおよびリモート運営システムを開発した。2021年7月以降に、東京都内の一部施設で実証実験が実施される見込み。

アプリ経由で食料品や日用品を購入可能に

　スマートスタンドは、ショーケース型の冷蔵庫に専用デバイスが取り付けられたもの。専用デバイスはスマートロックやセンシング機能を搭載している。

　利用者は、専用アプリを通じて食料品や日用品を購入し、QRコードでスタンドのロックを解除して商品を受け取れるという。

専用アプリのイメージ

　また、専用アプリのチャット機能では、スタンド内に置いてほしい商品のリクエストも受け付ける。商品の価格はダイナミックプライシングを採用しており、期限が近い商品の廃棄ロス削減にも貢献する。

スマートスタンドのロック状態などは遠隔で監視

　スマートスタンドのリモート運営システムでは、スタンドのロック状態や温度、利用者の映像といった情報をリモートで監視できる。

　さらに、画像認識エンジンなどを活用した異常検知の機能も搭載しており、セキュリティ強化も実現したという。