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ドコモ、au、ソフトバンクの「非回線契約者向け端末補償サービス」、各社の検討状況が明らかに

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、通信回線を契約していない「非回線契約者」向けの端末補償サービスの提供に関して、各社の検討状況を明らかにしている。

 総務省は4月26日、有識者会議「電気通信市場検証会議」内の検討部会「競争ルールの検証に関するワーキンググループ(WG)」の第17回会合をオンラインで開催した。その中で各社が明らかにした、非回線契約者向け端末補償サービスの検討状況についてまとめる。

NTTドコモ

 NTTドコモは、現行の「ケータイ補償サービス」に関して、今夏をめどに非回線契約者向けにも提供を開始する。

 また、同サービスを利用しているユーザーがMNPによって転出する場合でも、サービスを継続して提供するとのこと。

KDDI

 KDDIは、現行の端末補償サービスであるauの「故障紛失サポート」を非回線契約者向けに提供した場合、「保険業」に該当する可能性があるとしている。そこで同社は現在、金融庁に確認を行い、調整中という。

 その結果を踏まえ、現在のサービスを非回線契約者にも提供するためのシステム開発やオペレーションなどについて、具体的な検討を進めるとした。

ソフトバンク

 ソフトバンクは現行の「あんしん保証パック」に関して、関係省庁との調整を進めながら、非回線契約者への提供に向けて準備を進めているとのこと。

 なお、具体的な時期は明らかにしていない。