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アップルアーケードに30以上のゲームが登場――FFの坂口博信氏が贈る新作も

 アップル(Apple)が提供するサブスクリプション型ゲームサービス「Apple Arcade(アップルアーケード)」で、新たなジャンルやゲームが新しく追加された。

新カテゴリー「クラシックコレクション」と「App Store グレイツ」

 新たに設けられたカテゴリーは、「クラシックコレクション」と「App Store グレイツ」。

 「クラシックコレクション」では、チェスや数独など定番のゲームを取り揃え、老若男女問わずみんなで楽しめるゲームをラインアップする。

 「App Store グレイツ」は、アワード受賞作など大人気ゲームをアーケードに移植したもの。ほかのアーケードのゲームと同様に追加料金は不要で広告などは一切表示されずに楽しめる。

日本のデベロッパーからは4作品が登場

 新たに登場するアーケードオリジナルのゲーム30種類のなかには、日本のデベロッパーが手掛けたゲームがある。

 今回はその中から「FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)」、「太鼓の達人 Pop Tap Beat」、「World of Demons - 百鬼魔道」、「CLAP HANZ GOLF」をピックアップした。

FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)

 ファンタジアンは、ファイナルファンタジーを生み出した坂口博信氏がおくる完全新作のRPG。ゲームの世界はすべて手作りのジオラマで作られた世界を3Dモデリング化。丁寧に作られた幻想的な世界を、ガラス越しながら手触りまでも楽しめる作品となっている。

ゲーム画面

 坂口氏によると、ジオラマを実際に作成した後、3DスキャンしCG化したうえで、ジオラマを写真で撮影しプロジェクションマッピングのように上塗りしているという。ジオラマはあわせて150以上を製作したとのこと。

実際のジオラマ

 バトルはランダムエンカウントのターン式を採用。軌道をなぞることで、攻撃をカーブさせたり範囲指定することで狙った的に攻撃できるスマートフォンならではの攻撃もできる。

 また、バトルをストックしユーザーが任意のタイミングでまとめて相手できるリメンジョンシステムを搭載している。ボス戦は、戦略的に戦ってもらえるように調整しているとした。

バトル画面

 坂口氏は、ゲームで使用している音楽にも注目してほしいという。ゲーム中の全60曲は、同じくファイナルファンタジーシリーズで知られる作曲家の植松伸夫氏によって書き下ろされたもの。植松氏が贈る世界観あふれる楽曲もぜひ楽しんでほしいとコメントした。

CLAP HANZ GOLF

 CLAP HANZ GOLFは、「みんなのGOLF」シリーズを制作してきたクラップハンズが制作したゲーム。

 スマートフォンの画面をタップし、画面上のレバーを引いて飛ばしたい方向にスワイプすることで、指1本でショットを打つことができる。

 美しいフィールドと爽快感あふれるカメラワークも健在。

ゲーム画面

 さらに、同作品ではチームを結成しラウンドに望むシステムを採用。キャラクター1人が1ホールを担当し、合計をチームで競うというもの。キャラクターの成長を楽しんだり、友達や家族とマルチプレイもできる。

マルチ対戦
スコアアタック
サバイバル

太鼓の達人 Pop Tap Beat

 日本を代表するリズムゲームがアーケードに登場。ゲーム性は太鼓の達人そのままに、アップルアーケード版ではマッチングして通信対戦できるシステムを採用。

 対戦の成績に応じてポイントが貯まり、そのポイントで太鼓の達人のキャラクター「どんちゃん」を着せ替えできる。

 太鼓の達人は、誕生から20年を迎えるといい、世界展開の先陣を切る作品となる。

World of Demons-百鬼魔道

 プラチナゲームズの完全新作アクション「World of Demons - 百鬼魔道」は、浮世絵や墨絵から着想を得た幻想的なビジュアルスタイルが特徴のアクションゲーム。

 プラチナゲームズは、2006年に設立されたスタジオで、東京と大阪の約300人のスタッフで構成されている。

 プラチナゲームズとしては初のモバイルアクションゲームとなる同作品では、次々と襲い来る「妖怪」や「鬼」を倒し従えながら、幽玄な和の世界を旅できる。妖怪は、日本で語り継がれているものをモチーフに100種類以上をラインアップしている。

 アップルアーケードは、サブスクリプション型のサービス。1カ月600円で最大家族6人まで楽しめる。

 初回1カ月は無料のほか、アップルの新しいデバイスを購入すると、3カ月間無料トライアルを用意している。