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シャオミ、リキッドレンズカメラを採用するフォルダブルスマホ「MIX FOLD」発表
2021年3月30日 22:18
シャオミは、フォルダブル(折りたたみ)タイプの5Gスマートフォン「MIX FOLD」を発表した。広げると8.01インチという大画面で利用できるデバイスで、カメラでは「リキッドレンズ」と呼ばれる仕組みを採用する。中国版の価格は12GB+256GBモデルが9999元(約16.7万円)、12GB+512GBモデルが10999元(約18.4万円)。
MIX FOLDの8.01インチディスプレイは、2Kサイズで、387 PPI、P3広色域、10.7億色の表現を実現し、Dolby Visionをサポート。大画面を活かし、仕事関連のアプリも快適に使えるとアピール。パソコンのように使うこともできるという。
さらに画面を分割し、動画を見ながらSNSを利用したり、通販サイトにアクセスしながら調べ物をしたりできる。また写真、テキスト、ファイルを自由にドラッグ&ドロップできる。
ヒンジは最大100万回の開閉に耐えられるとのことで、従来のヒンジと比べ27%軽くなった。
カメラ
センサーサイズが1/1.52の1億800万画素(108MP)カメラや、1300万画素で120度の超広角カメラ、800万画素の光学3倍ズームカメラ、800万画素の80mmマクロカメラを備える。4つのカメラが用意されているようだが、実際にはカメラは3つしかない。
実は、MIX FOLDの800万画素カメラは、1つでマクロ撮影と望遠撮影をサポートする。この背景として、スマートフォンとしては世界で初めて「リキッドレンズ(液体レンズ)」を採用したことが挙げられる。ピント合わせを司るレンズで、フィルムで包んだような液体材料を用いており、その部材をモーターで上下させるように動かし、曲面をコントロールして焦点を変える。これにより3倍光学ズーム、最大30倍の望遠、最小焦点3cmを実現したという。
このほか、自社開発の画像処理チップ「C1」も採用されている。