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Anker、AUKEYなどFMトランスミッターが法基準超える仕様に、電波法違反

 総務省は5日、電波を使う製品の試買テスト結果として、令和2年度掲載分(第1次)を公開した。AnkerやAUKEYのFMトランスミッターなどが電波法に違反する形で基準値を超える電波強度になっていることが明らかにされた。

 総務省では、電波法で「微弱」の基準内にあるとされる製品を購入し、その電波強度を測定する「無線設備試買テスト」を実施している。テストにより、著しく基準を超えることが明らかな製品の情報を、Webサイトで公表している。

 2月5日付けで公表されたリストには、トランシーバーやワイヤレスマイクなどが含まれ、そうした製品のひとつとして、FMトランスミッターのAUKEYの「BT-C4」、Ankerの「R5113」が含まれていた。FMトランスミッターの基準値は500μV/mだが、「BT-C4」の測定結果は17,701.1μV/m、「R5113」は85,506.7μV/mだった。

 Ankerでは10日、Twitterアカウントにおいて、同社製品の基準超過を報告。人体への影響、あるいはほかの機器を壊す危険はないとしつつ、基準値は混信や電波妨害を防ぐ目的のため、ユーザーに対して「利用をお控えください」と呼びかけている。また今後の方針は、準備が整い次第案内するという。