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エレコムから無線LAN中継機「WTC-C1167GC」、テレワークやオンライン授業の環境改善に

 エレコムは、無線LAN中継機「WTC-C1167GC」を2月上旬に発売する。市場想定価格は5478円(税込)。

 Wi-Fiルーターから離れた場所で電波が届かない、接続が不安定といった問題を解決できる。DXアンテナの監修によるアンテナを内蔵。ビームフォーミングZやMU-MIMO、バンドステアリングなどに対応しており、同社が実施したテストでは、木造3階建ての1軒屋で約4倍、鉄筋2LDKのマンションで約5倍ほど通信速度が改善したという。

 テレワークやオンライン授業の普及による、無線LAN環境の課題を解決できるとしている。

 また屋外利用が認められた帯域のみで動作する「離れ家モード」を搭載。従来、母屋と離れ間の通信は屋外とされるため、屋外利用が禁止される電波を利用する製品では、電波法違反となる可能性があったが、これにより母屋のルーターからの電波を離れに設置した同製品で中継できる。

 搭載されたランプの点灯状態で電波状況がわかり、専用アプリなどは必要ない。親機との接続は親機と同機のWPSボタンを押すだけで完了する。ファームウェアの自動更新機能を備えており、常に最新の状態に保てる。

 加えて、テレビやレコーダーなどの有線機器をWi-Fi化する有線LANポートも備える。

 IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。最大通信速度は5GHz帯で867Mbps、2.4GHz帯で300Mbps。サポートするセキュリティはAESとTKIP。有線では1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-Tに対応する。同時接続台数は2台まで。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開。本体の大きさは63×43×91mm。