ニュース

楽天モバイル、ソフトバンクからの情報不正持出しの社員逮捕に「捜査へ全面協力、事業には利用していない」

 楽天モバイルは、ソフトバンクから転職したスタッフ1名が不正競争防止法違反で逮捕されたことを受け、コメントを発表した。

 楽天モバイルのコメントでは、「当該従業員が前職により得た営業情報を、弊社業務に利用していたという事実は確認されていない。5Gに関する技術情報も含まれていない」と説明。警察の捜査へ全面的に協力するとしている。

ソフトバンク側の指摘を否定

 すでに12日午前、ソフトバンクからも同じ件でコメントが出されており、楽天モバイルに対して「営業秘密を何らかの可能性で利用している可能性が高い」と指摘が挙がっていた。

 またソフトバンク側は基地局設備、あるいは基地局同士などを繋ぐ固定通信ネットワークに関する技術情報が持ち出された、と主張している。

 楽天モバイルのコメントは、情報の不正な持ち出しはあったことは認めつつ、その情報が事業活動に用いられたことはなく、5Gに関する情報も含まれていないという2点について、現時点で確認された情報をまず発表した格好となっている。