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Apple Pay、Google Pay対応の「Visa LINE Payプリペイドカード」を提供

「LINE Pay」のiD決済対応、カード加盟店へのLINE Pay導入促進も

 LINE Payと三井住友カードは戦略的業務提携に合意した。新しい決済体験・カード文化を創造し、新しい時代に即したキャッシュレス決済の実現を目指す。

 モバイルペイメントを提供するLINE Payと、クレジットカードを提供する三井住友カードの組み合わせにより、「LINE Pay」の利用場所を大きく拡大すると共に、シームレスな顧客コミュニケーションとセキュアな決済を統合し、安心・安全かつ使いやすい決済体験をユーザーに提供するという。

LINE Payと三井住友カードが戦略的提携

「Visa LINE Payプリペイドカード」を発行

 具体的な取り組みとして、「Visa LINE Payプリペイドカード」を12月に発行する。同カードは、Visaブランドのバーチャルプリペイドカードを「LINE」アプリ内で発行するもので、発行したカードは「Apple Pay」、「Goolge Pay」に12月より順次対応する。このほか、「LINE Pay」が全国のiD加盟店で利用可能になる。

LINE Payの決済ポートフォリオ

 2021年春には、「Visa LINE Payクレジットカード」以外の三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードにも「チャージ&ペイ」機能への対応を予定する。

「LINE」連携による利用通知、カード加盟店への「LINE Pay」導入支援

 「Visa LINE Payクレジットカード」会員に対し、「LINE」上での利用通知を開始する。本機能は、利便性向上だけでなく、不正利用の早期発見やセキュリティ強化にも貢献するという。三井住友カード会員に対する「LINE」での利用通知も順次開始する。

 三井住友カードアプリ「Vpass」との連携により、三井住友カード会員は「LINE」上でクレジットカードの各種手続きや設定が可能になる。また、LINEの「CLOVA Chatbot」導入により、三井住友カードのLINE公式アカウントからチャットボットによる問い合わせに対応する。

 三井住友カード会員への付加価値向上として、カード会員が「LINE」の各種サービスを利用した際に、「Vポイント」による還元を通常よりも上乗せする。

 三井住友カードは、加盟店に向けて「LINE Pay」導入を促進し、「LINE」および三井住友カードの決済端末「stera terminal」の機能を活用した加盟店向けサービスの利便性向上を図る。

三井住友カード加盟店へ「LINE Pay」QRコード導入促進