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京セラ、ミリ波対応「5Gコネクティングデバイス」を発売

 京セラは、5Gネットワークに接続できる「5Gコネクティングデバイス」を開発した。法人向けに、10月中旬より限定発売し、2021年春以降に本格販売する。

 同社初の5G対応通信機器となる同機は、ノンスタンドアローン(NSA)方式にもスタンドアローン(SA)方式にも対応する。デュアルSIM対応で、ローカル5Gと併用することもできる。4G LTEや5G(Sub6、ミリ波)、ローカル5G(Sub6、ミリ波)に対応する。

 外部機器とは、USB Type-CやWi-Fi 6、Bluetoothで接続できる。変換アダプタを併用すれば、HDMIやRS232C、有線LANで接続もできる。

 また、エッジコンピューティングを可能とするCPU「クアルコムSnapdragon 865」を搭載。同機単体でデータ処理やフィードバックができる。クラウドへの負荷軽減や、リアルタイムで信頼性の高いデータ処理ができる。

 同機の排熱は、排熱構造に加え冷却ファンを搭載している。高負荷環境下でも安定した通信を連続して行える。

 位置測位は、GPSやGLONASS、BeiDou、ガリレオ、みちびきの5つの位置測位システムと、A-GPSに対応する。

 サイズは、約159×78×27mm、重さは約348g。

 メモリーは8GB、ストレージは128GB、2.6インチのディスプレイと6000mAhのバッテリーを搭載している。