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台風9号と10号による通信障害から復旧

2020年9月11日 12:44

　台風9号および10号の影響で発生した通信障害について、NTTドコモ、au（KDDI）、ソフトバンクが復旧情報を発表した。NTTドコモとauは既に通信障害から復旧、ソフトバンクでは一部エリアで障害が継続している。

　NTTドコモは、9月6日の夜間から一部地域でドコモの携帯電話が利用できなくなる、または利用しづらい状況が発生していたが、9月9日午後8時20分に回復した。

　ただし、台風の被災地域では応急復旧によってサービスを提供しているため、一部の地域では通常時よりも利用しづらくなったり、通信速度が低下するなどの影響が生じるケースもある。

　NTTドコモでは、台風上陸に備えて移動基地局車などを準備したほか、発動発電機による復旧作業を実施した。

　auでは、大風9号および10号の影響による影響が9月3日5時頃から発生していたが、9月11日6時54分に全てのエリアで復旧した。

　災害の影響により、auの携帯電話の音声通話およびデータ通信が利用できない、利用しづらい状況が発生した。影響エリアに車載型無線基地局や可搬型無線基地局を配備したほか、停電による影響を受けるエリアには移動電源車や長時間非常用発電機を配備するなど、災害対応を行った。

　ソフトバンクでは、9月11日午前9時の時点で鹿児島県の十島村の一部地域で障害の影響が継続しているが、その他の地域では復旧が完了している。

　障害の原因は、台風9号および10号による停電や伝送路支障による影響という。

2020/09/11 16:50
　ソフトバンクは、11日12時26分、台風の影響による通信障害が解消されたと発表した。