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ビックカメラのGoogle コーナーで「Pepper」を活用した遠隔接客の実証実験が開始

 ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper」を活用した遠隔接客の実証実験を、東京都内のビックカメラ3店舗(有楽町店、新宿西口店、立川店)のGoogle コーナーで開始した。

 同社は、2020年7月からビックカメラのGoogle コーナーにおいて、Pepperを活用した商品紹介やクーポン発券などの非対面接客を実施してきた。その結果、コーナーの前を通る人の2割以上が足を止め、Pepperの接客を受けることがわかったという。

 これを受け、PepperによるGoogle商品のデモンストレーションや、Pepperをオペレーターが遠隔操作して、顧客のニーズに細かく応えられる機能を追加し、人と接触せずにPepperだけで商品紹介からクロージングまでを行う実証実験を9月22日まで実施する。

 今回の実証実験では、Google Nest Hub、Google Nest Hub Max、Google Nest Miniの商品紹介、関連クーポンの発券、商品体験、オペレーターによる遠隔サポートを行う。

 遠隔での接客には、法人向けの「Pepper for Biz 3.0」で標準提供している「遠隔応答」を利用する。なお、これまで行われていた非対面接客は、今回の実証実験と並行し継続実施する。