ニュース

【今日は何の日?】おサイフケータイが始まった日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 16年前の2004年7月10日、日本で「おサイフケータイ」が利用できるようになりました。ご存じの方は多いでしょうが、かざすだけで使える「FeliCa(フェリカ)」というチップが携帯電話に搭載されることで、電子マネーや会員証が使えるサービスです。日本では当時、たとえば首都圏でJR東日本の「Suica」で用いられた技術として多くの人に利用されており、「それが携帯電話に!」と筆者自身、たいへん鼻息が荒くなりました。

2004年7月10日発売だった「P506iC」

 本誌では、おサイフケータイ関連で数多くの関係者を取材。たとえばNTTドコモがサービスを始める前に実施したインタビューは、その当時、どうしてFeliCaという技術を採用したのかといった考え方をうかがうことができましたし、2006年1月に「モバイルSuica」が始まる際には、モバイル業界を取材してきた記者としてそれまであまり考慮する機会がなかった“改札を通過する速度”の重要性を学びました。

 キャッシュレスといえば、ここ最近はコード決済ですが、それはそれで導入店舗にとっての利便性の高さもありつつ、ひとりのユーザーとしてはおサイフケータイはもう手放せません。これからもぜひ愛用してまいりたいです。