ニュース
【今日は何の日?】2008年7月7日はBlackBerryの個人向けサービスが発表された日
2020年7月7日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
2008年の7月7日は、NTTドコモから個人向けにBlackBerryスマートフォンが提供されることが発表された日です。
ドコモでは、それまでも法人向けにBlackBerryを取り扱っていましたが、個人向けにも販売してほしいという声に応えたものだったようです。この当時のBlackBerryは、専用のネット接続サービスである「ブラックベリーインターネットサービス」を介してWebブラウジングや専用のドメインを利用するBlackBerryメールなどの機能を利用することができました。
使いやすいキーボードや高いセキュリティ性能などビジネス向け機能に定評がある一方、音楽プレイヤーが使いやすいという声も当時は聞かれ、Android登場前夜にあってスマートフォンにおける手堅い選択肢の1つでした。
残念ながらその後、開発元のリサーチ・イン・モーションはBlackBerryの自社開発を終了、中国TCL コミュニケーションが権利を取得し、いくつかの新機種を送り出しましたが、2020年2月にそれも終了しました。(サポートは22年8月まで継続)
時代の流れには逆らえなかったBlackBerryですが、今でもキーボート装備の端末が登場するたびに注目が集まることを考えると、そのような端末には一定の需要があることが伺えます。フルタッチパネルが全盛の時代ではありますが、こうした選択肢もなくなってほしくないものです。