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ドコモと阪神タイガースが協業へ、新たな観戦体験や甲子園球場でのd払い導入など

 NTTドコモと阪神電鉄は、阪神甲子園球場と阪神タイガースにおいてデジタル分野での協業を検討することで合意した。

 両社の協業は、スポーツ観戦の新たな体験価値の創造と、ファンのさらなる拡大を目指すもの。ドコモ、阪神甲子園球場、阪神タイガースの3社は、最新テクノロジーによる観戦体験の最大化などを目指す。今夏にもd払いを甲子園球場へ導入する。その際は売店や売り子で対応する見込み。準備が整い次第、d払いの導入は球場内の看板などでも告知する。

3社が推進する内容

  • 先端技術を活用した観戦体験の最大化
  • デジタルマーケティングの推進
  • デジタルサービスの共同企画・開発
  • 「d払い」導入および、dポイントを活用したキャンペーンなどの実施
  • 動画共有アプリ「MARKERS」の活用

 d払い以外の取り組みについては、具体的な内容、スケジュールは決まっていない。

 これにあわせ、ドコモは阪神タイガースのゴールドパートナーとなった。ゴールドスポンサーは阪神タイガースのスポンサーのなかで2番目に位置するもの。同じく阪神タイガースのゴールドスポンサーには、三菱電機が存在しており、甲子園球場のバックスクリーンにあるオーロラビジョンを手掛けるとともに、オーロラビジョンの下に企業ロゴが配置されている。三菱電機と同じゴールドパートナーとなるドコモだが、スポンサーとしての活動内容はまだ決まっていない。

 ドコモによれば、もともと阪神側でデジタル技術を活用することが課題に挙がっていたところ、スポーツ業界のエコシステムや活性化に取り組むドコモ側から、阪急阪神傘下のアイテック阪急阪神に提案する機会があり、まず協業の推進に向けた一歩としてゴールドパートナー契約に至ったとのこと。