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「Rakuten Miniの周波数変更」、総務省認証推進室の見解を聞く

 10日、楽天モバイルが明らかにした「Rakuten Mini」の対応周波数変更。これにより、NTTドコモ、au、ソフトバンクで用いられる周波数(バンド1)が非対応になる一方、主に米国で繋がりやすくなるとされている。

 携帯電話など電波を発する機器では、法律で定められている基準をクリアしているかどうか、いわゆる「技適マーク」を取得する必要がある。技適マークは、技術基準適合証明、あるいは工事設計認証済みを示すもの。楽天モバイルでは、Rakuten Miniの周波数変更について「第三者機関に再認証は不要と聞いているが、あらためて確認中」(10日午後時点のコメント)としている。

 では、総務省は現時点でどのように見ているのか。総務省 電波部 認証推進室は「詳細を把握した上で、ということになるが、認証の取得は必要になるのではないか」という。

 「詳細を把握する」というコメント内容から、楽天モバイルから一報はあったものの、周波数の変更がどのような影響を与えるのか、周波数変更にあたりどのような内容の取り組みだったのかなど、事象の細かな内容のヒアリングはまだ実施されていないようだ。認証推進室は認証機関そのものではないが、ヒアリングの上で、実際には認証の要不要について見解を楽天モバイル側へ示すとみられる。