ニュース

二酸化炭素濃度を測定し換気を促す、KDDIとエコモットの法人向けIoTパッケージ

二酸化炭素を計測する小型IoTデバイス

 KDDIは、IoTソリューション企業のエコモットと共同開発で、室内の二酸化炭素の濃度に応じて換気を促す「KDDI IoTクラウド Standard 換気促進パッケージ」を、6月8日から法人向けに提供する。提供料金は月額3500円(税抜、以下同)から。

 二酸化炭素濃度が一定値を超えると、人は集中力の低下や眠気、頭痛などを引き起こすと言われている。一般的に人のいる室内は、人数や時間の経過によって人の呼吸による二酸化炭素濃度の上昇がみられることから、室内の換気の目安として用いられてるという。

 同パッケージでは、小型のIoTデバイスにより、室内の二酸化炭素濃度を常時モニタリングし、設定したしきい値をもとに、通知を出すしくみ。二酸化炭素濃度の計測データ―は、モバイル回線を通じてクラウドサーバーに保存され、スマートフォンやパソコンで確認することが出来る。

 通信モジュールをデバイスに内蔵しているため、WI-Fi設定や回線工事は不要。

イメージ図
モニタリング画面のようす。左が正常値、右がしきい値を超えている場面

 初期費用が契約事務手数料で1万円、端末費用は1台につき3万円。月額費用は、機器接続料が回線利用料を含めて1台につき3000円、データを管理・閲覧するためのサービスID利用料は500円となっている。