政府が「緊急事態宣言」、19時から安倍首相会見、スマホからも視聴可能

　7日17時過ぎ、安倍晋三首相が、新型コロナウイルス感染症の拡大を抑制するため、「緊急事態宣言」を出した。

　対象は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県。期間は5月6日までの約1カ月。

　首相官邸では19時より安倍首相の記者会見をライブ中継する。Twitter、YouTube、Instagramで配信される予定で、スマートフォンからも視聴できる。

　安倍首相は、緊急事態宣言を出すにあたり、欧米のような都市封鎖は行われないこと、交通など必要なサービスは維持されることをあらためて紹介しつつ「人と人との接触機会の7～8割の削減を目指す」と説明、感染の拡大防止に全力を尽くすとした。

　7～8割の接触機会削減の根拠については、厚生労働省の新型コロナクラスター対策班が3日に開設したTwitterアカウントで紹介されている。それによれば、理論上、6割の削減で感染の流行が減少に転じる見込みながら、実際には夜の街のようにハイリスクな場所の行動が変わらない可能性があることから余裕を持った設定にしたという。