ニュース
IoTセンサーで負担の少ない高齢者見守り、ネコリコの「独居ケアアシスタント」
2020年4月2日 16:18
IIJと中部電力の合同会社のネコリコは、独居高齢者向け見守りサービス「独居ケアアシスタント」の提供を開始した。
京セラの「GPSマルチユニット」を専用にカスタマイズした「みまもりセンサー」を高齢者の自宅にある冷蔵庫などに設置するだけで、遠隔地から見守る事ができるサービス。センサーが異変を検知した際には、家族など見守る人に通知する。LTE通信機能をセンサーに内蔵しているため、電話やインターネット回線がなくても電源を入れるだけですぐに使用できる。
カメラやボタンを押して異常を知らせるタイプのサービスとは異なり、見守られる高齢者のプライバシーを確保し、普段どおりの生活を送るだけでよく、負担を最小限に抑えられる。
料金は、「買い取りプラン」の場合、1台あたり月額500円、「レンタルプラン」場合は1台あたり月額980円となる。
公営住宅における独居高齢者の孤独死や高齢者の入居需要への対応、また高齢者からのプライバシー保護、周囲への負担をかけたくないという声から「みまもられる人も、みまもる人も安心につながる」をコンセプトに開発されたという。
センサーのサイズは、83×49×13.8mmで重さは約63g。温度、湿度、加速度センサーを備える。バッテリー容量は1500mAhで給電にはmicroUSBを使用する。通信方式はLTE Cat.M1を使用、対応バンドはB1/B8/B19/B26。nano SIMスロットを備えている。