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2019年10~12月の国内携帯出荷台数は前年から3.5%増、分離プランで中間価格帯が好調に
2020年3月11日 12:25
IDC Japanは、2019年第4四半期(10~12月)、2019年通年(1月~12月)の国内携帯電話・スマートフォン端末の出荷台数を発表した。
2019年第4四半期は前年同期比3.5%増に
2019年第4四半期の携帯電話合計出荷台数は、前年同期比3.5%増の1033.9万台。増加の要因は、アップルの出荷台数が前年同期比4.7%増の528.4万台となったほか、Androidも中間価格帯の製品が多く発売されたことで前年同期比2.9%増となったことが考えられるという。
メーカー別では、アップルがシェア51.1%で首位となった。また、2位にシャープの104.5万台(シェア10.1%)、3位にソニーの91万台(同8.8%)、4位にサムスンの89.9万台(同8.7%)、5位に富士通の60.1万台(同5.8%)と続いた。
従来型携帯電話を除いたスマートフォンについて、2019年第4四半期の出荷台数は1026.2万台(前年同期比3.8%増)となった。
通年のスマートフォン出荷台数は前年比7.5%減
2019年通年の携帯電話合計出荷台数は、前年比7.5%減の3176.5万台。また、従来型携帯電話を除くスマートフォンの出荷台数は前年比7.5%減の3121.9万台となった。
メーカー別の上位5社は、アップルが1443.2万台(シェア45.4%)、シャープが423.5万台(同13.3%)、富士通が265.8万台(同8.4%)、サムスンが250.4万台(同7.9%)、ソニーが232.0万台(同7.3%)。
アップルの出荷台数は前年比8.4%減となった。シャープは「AQUOS sense2」シリーズなど、中間価格帯での出荷が好調だったことで2位を維持した。富士通は「らくらくスマートフォン」シリーズが好調で前年比16.7%増の成長となった。ソニーは前年比28.7%減と大きく台数を減らしている。