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楽天モバイルの「UN-LIMIT」はエリアの違いで「使い放題」「2GB制限」、テザリングでも同じ

 楽天モバイルは3日、MNOサービスの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」を発表した。料金は月額2980円(税別、以下同)。

 300万人までは1年間無料で利用できるという同プランでは、楽天自身が自前の設備でサービスエリアを構築した場所では使い放題となる。通話については、Rakuten Linkというアプリを使えば、国内はかけ放題になる。アプリを利用しない場合は30秒20円。

 その一方で、まだ楽天の設備がない地域はauのネットワークを借り受ける、いわゆるローミングサービスで使える形。ローミングエリアでは利用できる通信量が月間2GBに制限される(1GB500円で追加可能)。無料サポータープログラム開始時には、サービスエリア内の首都圏であっても、駅構内やビル屋内、地下街はauのローミングエリアだった。ちなみにローミングエリアかどうかはスマートフォンの画面を一瞥しただけではわからない。今後、4月8日の本格サービス開始以降、「My Rakuten」というアプリ上で自社回線に繋がっているのか、パートナー回線なのか、わかるようになる予定だが、いつの間にか2GBを使い切る可能性が高いと言え、注意したいポイントだ。

 なお楽天モバイル広報によれば、どのような使われ方であっても、エリアによって「使い放題」「2GB制限」になるという。たとえば、大容量通信が発生しやすい一例とされるテザリング(スマートフォンをモバイルWi-Fiルーター代わりにして、パソコンなどから通信する使い方)についても、楽天モバイルのエリア内であれば使い放題になるとのこと。

  楽天では今後、自身のエリア拡大に注力し、使い放題をアピールする構えだ。3月3日の発表会で、楽天モバイルの山田善久社長は「計画を上回る形で基地局を作る。自社回線エリアを作る。アンリミットの世界を感じて欲しい。何年と明言できないが、計画よりも大幅に前倒して展開する」と語り、基地局の展開に注力する方針を強調していた。

エリア展開を紹介する山田氏
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