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auの「Galaxy Z Flip」は約18万円、残価設定型の「かえトクプログラム」発表

KDDI コンシューマ事業企画本部 副本部長 松田浩路氏

 KDDIは2月17日、「au新商品・サービス発表会」を開催した。12日に取り扱いを表明した縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip」が披露され、約18万円という高価な機種の発売に合わせて導入される「かえトクプログラム」が発表された。

フォルダブルスマホ第2弾は“縦折り”、「Galaxy Z Flip」発売へ

Galaxy Z Flip SCV47

 Galaxy Z Flipは、2月11日に米国で発表されたサムスンの最新機種。縦長の6.7インチディスプレイを搭載し、折りたたんでコンパクトに持ち歩けることが特徴。また、画面を90度起こせばハンズフリーで自撮りを楽しめる。

 auでは、2019年10月にサムスン初のフォルダブルディスプレイ搭載端末「Galaxy Fold」が発売されており、今回はフォルダブル第2弾となる。Galaxy Foldの購入者は男性が83%、利用者からは「タブレットいらずで便利」「自慢できる」といった声があり、革新性や利便性が評価されたという。

 Galaxy Z Flipは国内ではau限定で販売されることがすでに発表されていたが、発表会では17万9360円(税込)という価格が初めて明かされた。

残価型の「かえトクプログラム」開始、ハイエンドから廉価機までカバー

 今回のGalaxy Z Flip、そして今後予定される5G対応のハイスペックモデルを手に取りやすくするための仕組みとして、「かえトクプログラム」が発表された。国内のMNOによる購入プログラムとしては初めて、自動車ローンのような「残価設定型」を公称する。

 24回払いを条件に、購入機種の2年後の買取想定価格を残価(24回目の支払額)として設定。販売価格から残価を引いた額を23回に分けて支払う。25カ月目(24回目)には、端末を返却して買い替えるか、残債を一括で仕払うか、再審査の上で分割払いを継続するかを選択できる。auユーザー以外が端末のみ購入する場合も利用でき、プログラムの利用料は発生しない。

 Galaxy Z Flipのほか、iPhoneや各種Androidスマートフォンも対象となり、残価率は機種ごとに異なる。

 Galaxy Z Flipの場合、17万9360円(税込)の約33%、5万9200円が残価となる。仮にこの機種を均等に24回払いすると1カ月あたりの負担額は7000円を超えるが、残価型の「かえトクプログラム」を利用する場合、23カ月目までは月5200円の負担で済む。

 かえトクプログラムは高価な機種を手に取りやすくする仕組みであると同時に、機種ごとの残価設定ができるようになったことで、従来の「アップグレードプログラムNX」(36回払いで最大12回分を免除)ではカバーできなかった廉価機種にも対応できる利点があるという。開始時点での対象機種には、「Galaxy A20」「AQUOS sense3」といったベーシックモデルやiPhoneの旧機種も含まれている。