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AIやIoTでチョウザメの養殖方法を確立へ、ソフトバンクと北大大学院が共同研究を開始

 ソフトバンクと北海道大学大学院は、IoTやAIを活用したチョウザメのスマート養殖共同研究プロジェクトを開始した。期間は2020年2月1日~2023年1月31日。

 チョウザメの養殖は困難で、環境の変化で全滅することもあり、絶えず飼育員の監視が必要など多くの課題を抱えている。

 実験では、機械学習を用いたチョウザメの個体識別や行動分析を行い、異常行動の早期発見や病気のまん延防止に加えて、水流停止や餌の供給過多など養殖環境の異常を検知。環境の変化に敏感なチョウザメの全滅を防ぎ、低コストなチョウザメの養殖方法の確立やリスクの低減、課題の解決を目指す。

 さらに、同実験に用いる魚生物学シミュレーションも可能とするリアルな筋骨格3DCGを普及させ、養殖含む水産業や教育・研究開発などさまざまな分野への貢献も目指すとしている。