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スマートホームデバイスの統一規格を――Amazon、Apple、Googleなどが連携へ
2019年12月19日 12:40
Amazon、Apple、Google、Zigbee Allianceは、スマートホームデバイス製品間の互換性を向上させるため、新たな統一規格などを策定するワーキンググループを結成することを発表した。
ワーキンググループでは、セキュリティを担保したロイヤリティフリー(使用料無料)な統一規格を開発し、業界に向けて採用を推奨していくConnected Home over IP プロジェクトを実行する。メーカー各社の開発業務を簡素化し、ユーザーのために各社製品の互換性を向上させることを目標としている。また、デバイスメーカー各社が、音声アシスタント「Amazon Alexa」「Apple Siri」「Google アシスタント」などの音声入力サービスと互換性のあるデバイス開発をしやすくする取り組みも行われる。
新しい統一規格に向けては、メンバー企業がこれまでの製品販売を通して、検証してきたスマートホームの技術を活用していく方針。既存の技術を積極的に利用することで、新規格を早期に実現する。
ワーキンググループに参加したZigbee Allianceのメンバー企業には、IKEA、Legrand、NXP Semiconductors、Resideo、Samsung SmartThingsなどが含まれ、各社も実現に向けて取り組む。
同プロジェクトでは、スマートホームデバイスを開発するメーカーや、半導体開発製造を手掛けるメーカーなど、スマートホームデバイスの開発に関わる企業の参加を呼び掛けている。