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縦長画面の高性能コンパクト「Xperia 5」、ドコモから
2019年10月11日 12:00
NTTドコモは、ソニーモバイル製のAndroidスマートフォン「Xperia 5 SO-01M」を2019-2020年冬春モデルとして発売する。ドコモオンラインショップでの価格は、8万7912円(税込)。端末の返却で36回割賦のうち、12回分が免除される「スマホおかえしプログラム」を適用したときの実質価格は、5万8608円になる。発売は11月1日を予定。現在、予約を受け付けている。
Xperia 5は、2019年夏モデルとして発売された「Xperia 1」の小型版。9月にドイツ・ベルリンで開催されたIFAで発表された端末のドコモ版で、機能やスペックはXperia 1に近い。映画とほぼ同じ縦横比の「シネマワイドディスプレイ」は、アスペクト比21:9の6.1インチで、本体サイズを幅68mmに小型化した。ディスプレイサイズは6.1インチだが、解像度はフルHDを縦に長くした2520×1080ドット。4Kディスプレイを搭載したXperia 1より、サイズが小さくなったぶん、解像度も低くなっている。ディスプレイは、HDRの表示に対応する。
、超広角、広角、望遠の3つの画角を切り替えて撮影できるトリプルカメラ、ソニーのプロ向けシネマカメラ開発チームが監修した「Cinema Pro」などの特徴もXperia 1から受け継ぐ。一方で、センサーにはメモリが積層されておらず、960fpsのスーパースローモーション動画は利用できない。スローモーション動画は120fpsになる。
カメラは、3つともに1220万画素で、焦点距離は上か35mm判換算で52mm、26mm、16mm。26mmを標準の1倍としたとき、52mmは2倍の望遠、16mmは約0.62倍になる。16mmの超広角は、ユーザーインターフェイス上では倍率ではなく、「W」と表示される。カメラのレンズのF値は標準カメラのみF1.6とほかより明るく、望遠と超広角はそれぞれF2.4になる。
ソニーのデジタルカメラ「α」シリーズの技術を生かした「瞳AF」にも対応。人物撮影時に、被写体の目にピントを合わせ、クッキリとした写真を撮ることが可能だ。
21:9と縦長のディスプレイを生かした機能も、盛り込まれている。画面が長い分、縦に2つのアプリを並べやすく、ユーザーインターフェイスにも工夫が施されている。Xperia 1と同様、マルチウィンドウアプリを用意され、上下にそれぞれに表示するアプリを1つ1つ選択していくことが可能。Xperia 1からの進化としては、それぞれのアプリのウィンドウサイズを中央のバーをスライドさせることで変更できる。
コンパクトながらハイエンドで、ゲームに強い端末であることもうたわれている。ゲームに特化した機能としては、「ゲームエンハンサー」を搭載。ゲーム起動時に自動で表示され、専用メニューからパフォーマンス優先に切り替えることができたり、メモリを解放したりといった設定を行える。ゲーム利用時に、着信や通知をブロックする機能にも対応。新機能として、ゲーム動画収録時のボイスチェンジャーや、カメラキーの無効化、高速スクリーンショットなどにも対応した。
サウンド面では、臨場感あふれる音響を実現できる「DOLBY ATMOS」に対応。ハイレゾオーディオや、ハイレゾをワイヤレスで楽しめる「LDAC」もサポートする。手持ちの楽曲をハイレゾ相当にアップコンバートする「DSEE HX」も利用できる。
主な仕様
チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 855」。メモリ(RAM)は6GB、内部ストレージ(ROM)は64GB。外部ストレージは最大512GBのmicroSDXCに対応。バッテリー容量は約3000mAh。OSはAndroid 9。下り最大1576MbpsのLTE通信に対応する。
画面サイズは6.1インチ、画面解像度は2520×1080ドット(フルHD+)。アウトカメラは約1220万画素×3のトリプルカメラ、インカメラは約800万画素。
大きさは約158×68×8.2mm、重さは約164g。防水・防塵性能を備え、ワンセグ・フルセグ、おサイフケータイに対応する。生体認証は指紋認証に対応する。ボディカラーはBlack、Grey、Blue、Redの4色。