ソニー、ノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスヘッドセット「WF-1000XM3」

　ソニーは、完全ワイヤレス型のヘッドセット「WF-1000XM3」を7月13日に発売する。市場推定価格は税別2万6000円前後。

ソニーの完全ワイヤレスヘッドセット「WF-1000XM3」

　「WF-1000XM3」は、ノイズキャンセリングに加えて、完全ワイヤレス型では初となる、ソニー独自の高音質技術「DSEE HX」を搭載、CD音源やMP3などの圧縮音源のほか、音楽や動画配信サービスの音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする。

　ヘッドバンド型のワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」に搭載された「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」と共通の技術を用い、完全ワイヤレス型向けにソニーが独自開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」を初搭載する。

高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e

　ヘッドバンド型の「WH-1000XM3」と同様に、ヘッドホンの外側と内側に配置した二つのセンサーで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」を採用、これらの技術により完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現するという。

　本体の左右それぞれにデータを同時転送する方式を採用するほか、アンテナを最適化することで接続性が改善され、動画視聴時の映像と音声のずれを大幅に低減する。本体は片方（片耳）だけで使っても音楽再生や音声通話に利用できる。

　連続再生時間は本体で6時間（ノイズキャンセリング有効時）、付属のケースで3回分充電できるため、連続再生時間は合計で24時間。付属ケースで10分間充電すると、90分の再生が行える。

　左右のタッチセンサーで音楽の再生/一時停止などの操作や、一時的に音楽の音量を絞って周囲の音を聞きやすくする「クイックアテンションモード」を起動できる。

　タッチセンサー操作でのGoogleアシスタントやSiriなど音声アシスタントの起動にも対応する。対応するプロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP、対応コーデックはSBC、AAC。