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auから「Galaxy A30 SCV43」、防水・防塵で大容量バッテリー搭載

 KDDI、沖縄セルラーは、防水・防塵に対応し3900mAhの大容量バッテリーが特徴のサムスン電子製ミッドレンジAndroidスマートフォン「Galaxy A30 SCV43」を2019年夏モデルとして取り扱う。発売日は5月下旬の見込みで、5月23日発売のGalaxy S10シリーズの後になる。端末価格は4万3200円で、毎月割のあるプランで契約する場合、割引額は端末価格の半分に当たる2万1600円程度になる見込み。

「Galaxy A30 SCV43」ブルー

 「Galaxy A30 SCV43」は、サムスン電子が2月にグローバルで発表していた「Galaxy A30」の国内向けモデル。auの2019年夏ラインナップとしてはかなり安価なモデルとして位置づけられていて、割引適用前の端末価格で比較すると、上位モデルのGalaxy S10(10万8000円)の半額以下となる4万3200円で販売される。

 従来のGalaxy Sシリーズなどハイエンドモデルを使っていたユーザーの買い替えではなく、より安価なスマートフォンを使っていたユーザー、あるいは初めてスマートフォンを購入するユーザーをメインターゲットとしている。

 プロセッサーやカメラ、ディスプレイの性能は、同社のフラッグシップモデルのGalaxy Sシリーズほど高性能ではないが、ウルトラワイド仕様の有機ELディスプレイやデュアル構成のメインカメラなど、一般的な利用では不足のないスペックとなっている。

防水・防塵に対応、日本向けの独自カスタマイズ

 日本で販売されるGalaxy A30は、日本独自仕様として、防水・防塵やFeliCaに対応するほか、ストラップホールも設けられている。グローバルモデルに比べると、防水仕様に対応するために筐体設計が変更され、イヤホンジャックが下端から上端に移動し、上端側のベゼルが若干大きくなるなど、デザインに変更がある。このため、ジャケットケースなどはグローバルモデルと同じものは利用できない。

 日本版Galaxy A30独自となるストラップホールは、側面フレームに穴が空いているシンプルなデザイン。これは防水仕様に変更するにあたって側面フレームを再設計した際、一緒に追加したものだという。

 3900mAhの大容量バッテリーを搭載し、エントリーユーザーの中でも、ゲームや動画を利用するユーザーでも満足して利用できることを狙いとしている。

カメラは超広角レンズと広角レンズの2つを搭載

 背面のメインカメラは2つ搭載され、広角レンズ(1300万画素、画角78度、F1.9)と超広角レンズ(500万画素、画角123度、F2.2)という構成。インカメラは800万画素。背景をぼかす「ライブフォーカス」機能はソフトウェア処理となり、人物のみ対応する。

 カメラは19種類のシーンを自動で認識し、被写体に合わせて最適な写真を撮影することが可能。シーン判別機能はプロセッサの処理能力に依存するため、高性能なプロセッサを搭載するGalaxy S10/S10+に比べると、判別できるシーンの種類数が若干少なくなっている。

大きな文字とシンプルなUIのかんたんモード

 大きな文字とシンプルなUIでかんたんに操作できる「かんたんモード」が用意される。よく使う機能をショートカットに設定することができ、連絡先と同期した通話・メールのショートカットを設定することもできる。

 また、初期設定や機能の活用方法をまとめた「かんたんガイドブック」が購入者向けに配布される。配布は部数限定。機種変更時のデータ移行のためのケーブルが同梱され、データ移行アプリ「Smart Switch」も搭載している。

主な仕様

「Galaxy A30 SCV43」ブラック
「Galaxy A30 SCV43」レッド
「Galaxy A30 SCV43」ホワイト

 ディスプレイは6.4インチ、2340×1080ピクセル(FHD+)のSuper AMOLED(有機EL)で、しずく型のノッチ(切り欠き)を採用している。チップセットはExynos 7904でオクタコア。4GBのRAM、64GBのストレージを搭載している。最大512GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 OSはAndroid 9 Pieで、ユーザーインターフェイスはOne UI。無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0をサポート。IP68の防水防塵、おサイフケータイに対応している。指紋認証、顔認証をサポートする。外部端子はUSB Type-C。ワンセグ・フルセグや非接触充電は非対応。

 バッテリー容量は3900mAh。大きさは約160.3×75×7.9mm。重さは約176g。ボディカラーはブルー、ブラック、レッド、ホワイトの4色。

 本体はフラッグシップモデルのようなガラス・金属構成ではなく樹脂製。背面中央に指紋認証センサーを搭載。Galaxy Sシリーズは伝統的にカメラが中央寄り、左右対称になるように配置されることが多いが、Galaxy A30のカメラは背面の左上という他メーカーでも一般的な配置となっている。

 本体には試供品という形でクリアケースが付属し、保護フィルムも試供品という形で貼り付け済みの状態で販売される。