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アジャイル開発を支援、KDDIなど3社が合弁会社設立
2019年3月8日 17:44
KDDI、Scrum Inc.、永和システムマネジメントの3社は、アジャイル企画開発手法「スクラム」の導入支援事業を行う合弁会社として、Scrum Inc. Japanを1月29日に設立した。
設立当初の資本金は7500万円。出資比率はKDDIが51%、Scrum Inc.が44%、永和システムマネジメントが4%となる予定。2019年4月に事業を開始する。
3社は2017年1月に業務提携を締結。共同でScrum Inc.認定資格セミナーの開催やスクラムコーチの派遣などを行い、日本企業におけるスクラムの導入を支援してきた。新会社ではこれらの機会を増やし、コンサルティングも行う。
アジャイル開発とは、開発、評価、改善の流れを小さく短期間に繰り返すことで迅速なソフトウェア開発を行うという考え方。その手法の1つであるスクラムは、チームのコミュニケーションを重視した手法で、5人程度のチーム内での情報共有と効率的なタスク管理によって、目標に向かった連携を深め、プロダクトの開発を加速する。
KDDI社内でも、以前から開発部門の一部にアジャイル開発の仕組みが取り入れられている。具体的なプロダクトの例としては「auでんき」アプリが挙げられた。サービスインまでの短期間で用意する必要があり、新手法と自由度の高い開発環境によって3カ月ほどで開発できたという。