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スマホで歯ぐき撮影→AIが歯周病発見、ドコモと東北大が共同研究

 東北大学とNTTドコモは、歯周病発見AIの共同研究を4月1日から開始する。スマートフォンで歯ぐきを撮影すると歯周病かどうかわかるようになるという。

 共同研究では、撮影時の手ブレ、撮影時の明るさの違いなどを踏まえつつ、歯ぐきの色や、歯周病独特の形状などから、機械学習モデルが歯周病リスクを判定してくれる。東北大学の診断や研究にまつわる実績とドコモの技術を組み合わせる。

 歯周病検診の受診率は、全国で4.3%(40歳~70歳が対象)となっており、重症化してから歯科医にかかることが少なくないという。今後は2022年を目途に、歯周病のほか、顎関節症、口腔がんなども発見できるようにした上で実用化を目指す。