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SBI損保、運転内容を反映する「テレマティクス保険」に向けデータ分析の実証実験

自動車向け緊急通報デバイスの収集データを利用

 SBI損害保険とSB C&Sは、ドライバーの安全なカーライフをサポートするという各種テレマティクスサービスの提供に向け、自動車に搭載するデバイスが収集する運転行動データを分析する実証実験を2月から開始する。

 今回の実証実験では、ボッシュが販売する、自動緊急通報サービス(自動eCall)対応のデバイス「テレマティクスeCall プラグ」を使用。実験環境をSB C&Sが提供し、ソフトバンク・テクノロジーはIoTの活用に必要なプラットフォーム「IoT Core Connect」を提供する。

 ボッシュの「テレマティクスeCall プラグ」には3軸加速度センサーが内蔵されており、ブレーキ、加速度、ハンドル操作などの運転行動データを収集できるほか、衝突事故の検知も可能。「IoT Core Connect」では、送られてくるデータを収集・蓄積して分析する。

 SBI損保は、収集したデータを解析することで、ドライバーの安全と利便性を向上させる、革新的なサービスの開発を検討するとしている。具体的には、個々のドライバーの運転内容や数値といったデータが保険料につながる「テレマティクス保険」などの提供を目指す。