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国内LPWA市場には3つの課題――IDC Japan調査

 IDC Japanは、LPWA市場に関する動向レポートを発表した。

 IoT向け通信のLPWA(Low Power Wide Area)には、いくつかの通信規格があり、それぞれ機器を提供する事業者(サプライヤー)が存在する。

 同調査では、2018年を通してLPWAの各規格が一通り揃った一方、LPWAデバイスが高いこと、LPWA事業の収益性が不透明なこと、LPWAを利用するはずの企業(ユーザー企業)におけるデジタルトランスフォーメーションの成熟度が高まらず、IoTを導入するためにはハードルを下げる必要があることという3つの課題を指摘する。

 サプライヤーも、現在は競合よりも協調が必要と認識。IDCでは、ユーザーコミュニティの形成、ユーザー企業と開発企業のマッチングをLPWAサプライヤーが進めるべきと提案している。