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LoRa、遠隔地からデバイスのソフトウェア更新に対応

 低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)の標準化団体であるLoRa Allianceは、新たに3つの仕様を公開した。これらの仕様は、LoRaWAN独自機能である「FUOTA」(Firmware Update Over The Air)をサポートしており、対応デバイスを遠隔でアップデートできるようになる。

 追加された標準仕様は、「LoRaWAN Application Layer Clock Synchronization Specification v1.0.0」、「LoRaWAN Remote Multicast Setup Specification v1.0.0」、「LoRaWAN Fragmented Data Block Transport Specification v1.0.0」の3つ。

 LoRa Allianceは、LoRaWANをサポートする多くのセンサーが、アップデートを要求される反面、行きづらい場所に設置されており、遠隔アップデート機能はIoTデバイスにとって極めて重要であると、新仕様でFUOTAをサポートする意義を説明する。

 同アライアンスは、LoRaWAN Certified認証製品が前年同期比で50%強増加しているほか、LoRaWANネットワークの数は世界中で100近くに増加していると、LoRaWANの成長をアピールしている。