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ドコモと前橋市、自転車競技で沿道から撮った写真を売買する実証実験

 NTTドコモと前橋市は、9月30日に開催される自転車による登坂競技「第8回まえばし赤城山ヒルクライム大会」において、沿道から撮影した競技参加者の写真を売買する「イベント×写真をテーマとしたマッチングプラットフォーム」(以下、同プラットフォーム)を提供する実証実験を行う。

 実証実験は、5月10日にNTTドコモと前橋市が締結した「前橋市におけるICTを活用したまちづくり推進に関する連携協定」の一環として行われる。

 実証実験により、沿道の人がカメラやスマートフォンで撮影した写真を、競技参加者に販売できる。同プラットフォームは米国企業のFLASHFRAMEとの協業により提供される。

 同社サービスは、米国シカゴのランナーズ協会など数多くの団体・大会で採用された実績があり、ドコモUSAとの協業では、2018年4月に開催されたユナイテッド・グアムマラソン2018でも採用された。

 撮影者が沿道から撮影した写真を専用サイトに投稿すると、同プラットフォームが機械学習によって画像を判別し、ゼッケン番号やユニフォームの色によって画像が自動的に分類される。競技参加者は、ゼッケン番号やユニフォームの色をキーに自身の写真を検索できるため、目的の写真を容易に購入できる。

本実証実験の概要図

 写真を撮影し販売するためには、大会当日までにあらかじめ専用サイトから口座情報などを事前登録が必要。競技参加者が写真を購入すると、撮影者には購入金額の50%が支払いされる。写真の価格は1枚目が500円(税別、以下同)、2枚目が400円、3枚目以降は1枚あたり300円。

 同大会の競技参加予定者は3700人。コースは前橋合同庁舎から赤城山総合観光案内所まで、全長は20.8km。