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LINEモバイル、通信の混雑を解消する新たな取り組み

 LINEモバイルは、通信が混み合った場合に通信速度を改善すべく、新たな取り組みを9月25日より順次実施する。

 1つは「https通信のペーシング」。これは、暗号化された通信を行う際のデータ通信のパケットを最適化するもの。パケットの再送を抑えて、ネットワーク全体を流れるパケット量を適切にすることを目指す。LINEモバイルの回線は、NTTドコモから調達するものと、ソフトバンクから調達するものがある。今回の施策は、両方の回線に適用される。回線ユーザー側の設定や申込手続きは不要。

 同社によれば、動画配信など大容量のデータ通信をともなうサービスの利用が増加。これは、ユーザーの利用が増える時間帯で、通信速度が落ちる原因の1つになっている。そこで、ユーザー向けの回線を増強するほか、他のユーザーの迷惑になるような大容量通信の抑制などを既に行ってきた。今回の取り組みもそうした流れの一環と位置づけられている。

 LINEモバイルでは、今回の取り組みがもたらす効果について、具体的な回答は控えつつ、ユーザーの体感向上に繋がることを期待している、とコメントしている。