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Uber、淡路島でタクシー配車サービスの実証実験

 Uberは、淡路島でのタクシー配車サービスの実証実験を開始した。

 実証実験は、Uberと兵庫県淡路県民局、タクシー会社とのパートナーシップによって実現された。Uberによれば、国内の導入事例では、自治体やタクシー会社との三者間での協力による実証実験は国内初としている。

 Uberは、乗車場所や目的地を指定したタクシーの手配や、クレジットカードでの運賃の支払いをスマートフォン上で完結させることができる配車アプリ。海外では主に、ドライバーとして登録した一般ユーザーが自家用車で送迎を行うライドシェアサービスとして展開されている。日本では法規制の関係上、タクシーやハイヤーの配車サービスとして東京都などでサービスを提供している。

 今回の実証実験は、兵庫県の「淡路島総合観光戦略」の一環として実施。淡路島内で公募したタクシー事業者を対象にUberアプリでの配車を行う。高速バスや高速艇での来島者が島内を移動するための二次交通の充実を図るもので、来島者や地域住民を含むすべてのユーザーが利用できる。

 料金面では、Uberアプリを利用することによる通常運賃との違いはないが、世界共通のUberアプリをそのまま利用できるため、海外のUberユーザーも母国語でタクシーを手配できる。また、タクシー事業者においてもドライバー用アプリの導入により、アプリ上での配車受付や乗車場所、目的地などの確認が容易になり、効率化につながるとしている。

 配車区域は、原則として淡路島内での乗降に限られているが、島内から乗車し島外で降車するルートの設定は可能。実施期間は2019年3月31日まで。