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靴センサーで健康チェック、NECとFiNCが開発

 NECとFiNCは、靴やインソールに搭載するセンサーや通信モジュールなどを組み合わせ、歩くだけで健康状態を推定、健康状態の改善に活用できるソリューションを共同開発する。2018年10月からNEC社内で実証実験を進め、2019年に商用化する。

 両社が手がけるソリューションでは、靴やインソールに慣性センサー(IMU、Inertial Measurement Unit)や通信モジュール、電源などを内蔵したウェアラブルセンサーを用いて、歩いたときのデータを取得する。歩幅や歩行速度を推定しつつ、FiNCのアプリで蓄積するライフログデータと組み合わせて分析することで、個々人の健康状態にあわせて、アドバイスできるようにする。

 これまで歩行状態を把握するには、映像で撮影したり、体へ直接ウェアラブルセンサーを取り付けるなど、把握するための場所、費用面などが課題だった。両社の取り組みでは、ウェアラブルセンサーを小型・軽量にし、靴やインソールに内蔵することで、いつでもデータを得られる。1人1人のデータを収集しやすくなり、健康状態の改善に向けて、より高度なアドバイスができるとしている。